ゆうてい、みやおう、きむこうって誰だったの?
30半ば過ぎのおっさんの昔話になってしまうが、ドラゴンクエスト1〜3ぐらいまでの攻略本には必ずと言っていいほど、ゆう帝、ミヤ王、きむ皇の3人が登場人物やイラストで載っていた。
当時は年端もいかない子供だったので、週刊少年ジャンプも読んでなく、彼らが誰なのかも知らず、調べもせずに過ごしていた。
そういえば、彼らの名前を使用したドラゴンクエスト2の復活の呪文もあった。
レベル48からスタートする有名な呪文。
「ゆうて いみや おうきむ こうほ りいゆ うじとり やまあ きらぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ」
この復活の呪文が世の中で広まった時は衝撃を受けたな。懐かしい。
大人になるにつれてなんとなく知っていたけど、改めて調べてみると、ゆうてい、みやおう、きむこうの3人は、週刊少年ジャンプで不定期連載していたコンピューターゲーム紹介記事「ファミコン神拳」のライター達だと他のサイトに書いてあった。
- ゆう帝:堀井雄二
言わずと知れた、ドラゴンクエストの生みの親。当時はゆう帝が堀井雄二とは公表していなかったそうだ。攻略本のイラストを見れば堀井雄二と分かりそうだけど。
- ミヤ王:宮岡寛
ドラゴンクエストのロト3部作に参加。シナリオアシスタント、ダンジョンのデザインなどを行っていた。後にメタルマックスシリーズを手がける。
- キム皇:木村初
ゲームクリエイター、作家、ゲームライター。ドラゴンクエスト2の「風のマント」の名付け親らしい。後に「ジャングルウォーズ」シリーズを手がける。
昔のファミ通やファミリーコンピューターマガジン、マルカツ(書いていて思い出した)などでもあったけど、当時はゲームの中に裏技要素が入っていて、見つけた人が雑誌に投稿する流れがあった。
この流れはファミコン初期にはかなりあったが、ゲームに多額費用をかけるようになった頃から消えていってしまった。
いま振り返ると、まさに良き時代といった感じだ。無駄要素である、このような遊びは社会に必要だと思うんだけどな。このような裏技がなくなってから、せちがない世の中になってしまったように思える。