猶あらじ

書きたいことを書きたい時に

婚活中年3

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これまでの話

 

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アプローチタイムは終わった。

 
終了のアナウンスが流れると、直ぐにタブレット上に結果が反映された。
 
結果を見てみると、
自分を選んでいる人は・・・まったくいない。
 
そして自分が選んだ人たちは、周りの男たちもアプローチをしているため人気殺到のようだ。
 
会場のスタッフからの案内が流れる。
「このあと、カップリングタイムになります。カップリングになりたいと思う方を第3希望まで選んでください」
 
アプローチタイムの後、直ぐに相手を決めなくてはならないようだ。
 
アプローチタイムで選ばなかった人にしても、うまくいくと思えなかったので、同じ3人をカップリング希望として選んだ。
 
しばらくして、スタッフからカップリング希望の締め切りがアナウンスされた。
 
その後すぐに、2組のカップリングが誕生したとアナウンスされた。
 
自分のタブレット画面には何も表示されないので、自分はダメだったのだろう。
 
パーティーが終了すると、先に男性が会場から出され、しばらくして女性が退室するシステムのようだ。
 
カップルになった男性はビルの下で女性を待つらしい。
 
下に降りると2人の男性が女性を待つ素振りをみせていた。
 
「くそっ!!羨ましいぜ」
そんな言葉を心の中で吐きながら、その場をあとにした。