「THE NEXT GENERATION パトレイバー」を見に行こう
12年振りにシリーズとして公開された実写版のパトレイバー「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」を見てきた。
もともとこのシリーズが好きだから贔屓目もあるけど、日本のアクション映画はここまでできるのかと、感心してしまった。
このシリーズは結構古いので、知らない、または忘れてしまったという方に、簡単な説明とお勧めをしよう。
パトレイバーってなに?
そもそもは、1998年の東京が舞台でロボット技術を応用した歩行式の作業機械「レイバー」が実現し、あちこちで使用されている世界が舞台。
「レイバー」が普及したことにより犯罪に使われるようになったため、対抗手段として結成されたのが「警視庁警備部特科車両二課中隊」(通称:特車二課)。これがパトロールレイバー(通称:パトレイバー)として活躍する話。
レイバーと戦うために、警察側にもロボットが必要なので開発されたのが「イングラム」。 宣伝のため街中で大型トラックに乗せて走っているのがこれ。
「特車二課」は周りから、いろいろと役に立たないなど言われながらも活躍するストーリー。
いまでは珍しくないけど、当時としては画期的だったメディアミックスで作品が展開された。手法はいまと違うが、 OVAが作られ、販促用として漫画が連載され、その後に映画、テレビアニメ化に繋がっている。
THE NEXT GENERATION パトレイバーとは
2013年に発表された「パトレイバー」の新しいシリーズ。
作品としては2002年の劇場版アニメ「WXIII 機動警察パトレイバー」以来、約12年振りの映像作品である。 短編作品として7章12話が作られ、そして2015年5月1日に長編映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」が公開された。
話すのを忘れていたが、このシリーズは、いままでと違いアニメではなく実写。 そして、設定の舞台が現代になっているため、主な登場人物もアニメシリーズと変わっている。
ただ、人物はアニメシリーズの登場人物のテイストに似ている。 泉 野明みたいな女の子もいれば、篠原 遊馬や太田みたいな奴もいる。
一番似ているのは筧利夫演じる「後藤田 継次」。名前からして後藤隊長を元にしているのだが、激似すぎる。設定上も後藤の後輩ということになっている。
またカッコイイのは太田莉菜が演じる「カーシャ」。ロシア連邦保安庁(FSB)より研修目的で赴任したロシア女性の設定なのだが、アクションや銃さばきが凄まじい。
※元のモデルは「香貫花・クランシー」
知識がなくても映画は楽しめるの?
シリーズファンならば長編映画から見ても理解できるが、初見の方は難しいかもしれない。 設定を理解するために1つぐらい映画をレンタルしてきた方が良いと思う。
お勧めは最初の映画か、時間があればテレビシリーズ
シリーズを知っている方も、今回の前段階のストーリーになっている「機動警察パトレイバー2 the Movie」を見ておくことをお勧めする。
機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]
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今回の作品はCGも凄かった。現実の建物も都庁やレインボーブリッジなどをバンバン破壊していた。 俳優としては森カンナがミステリアスな役どころを冷徹なイメージで演じていて良かった。
シリーズファンだった人は是非見て欲しい。またファンでない人は、いまからでも遅くない。