猶あらじ

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日本のプロ野球監督はこのような選び方でいいのか

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先週、高橋由伸が巨人、ラミレスが横浜DeNAの監督として発表された。

阪神の新監督に就任した金本も含めると、セリーグは半分の3球団が未経験の新監督を迎えたことになる。

自分は野球もサッカーも好きなのだが、日本のプロ野球の監督の選び方にかなり疑問を感じている。

現役時代の成績や名声を重視しすぎて、指導者として、指揮官としての素質があるかどうかを見極めないまま監督にしている。

WBCにも優勝し世界でトップクラスの野球大国のトップリーグの監督がこんな選ばれ方でいいのだろうか。テキトー過ぎるだろ。

例えば、世界のサッカーのトップレベルであるイングランドプレミアリーグの監督を見てみよう。

チェルシーモウリーニョマンチェスター・ユナイテッドファン・ハールマンチェスター・シティー:ペレグリーニ、アーセナルベンゲル

 

誰もが、ビッククラブを率いる前に他で結果を出している。


このようなビッククラブにとどまらず、どのクラブを見ても、基本的には他で監督をして実績を残したものしか、トップリーグでの指揮を取ることは出来ない。

サッカーの監督は野球の監督に比べると、勝敗を左右させる比率は低いだろう。サッカーは基本的には選手が自主的に動くスポーツのため、フォーメーション、スタメン、選手交代ぐらいしか、試合では影響力を発揮できない。その代わりにサッカー監督は、試合までの準備が重要と言われている。

野球の監督は、関わろうと思えばワンプレー、ワンプレーでサインを出すことが可能だ。また、投手交代などの采配が勝敗に直結する可能性も高い。

そんな重要な監督が、コーチなどの指導者としての経験が無いまま指揮を取ることが最善の選択なんだろうか。

ちなみにメジャーリーグでは名選手が名監督になることは稀で、メジャー経験が浅い人が、マイナーから指導者として成功して監督になることが多いようだ。なんだか、サッカー型のキャリアに似ている。というよりは、欧米人は指導者としてキャリアを積む土壌があるということなのだろう。

日本の野球はスタープレイヤーが監督になることがものすごく多い。今回の人事を見ていると、特に読売ジャイアンツでは、いまだに生え抜きで4番かエースぐらいでないとなることはないようだ。

野球は人気商売だと言われるとそれまでだが、ベンチにいた人や二軍でくすぶっていた人の方が他の人の才能を活かせるのではないかと思えるのだけど。

川相じゃだめなの?名選手だったよ